【感想】ダンダンブエノ「ハイ!ミラクルズ」
「ハイ!ミラクルズ」、ダンダンブエノ 、作 福原 充則、演出 近藤芳正、(青山円形劇場)
今回は、円形舞台では使っておらず、普通の舞台の形にしつらえてありました。
ちょっと残念。でもま、地方公演にもたくさん行くみたいだからこうなったんかなぁ。
発売日にチケットをとったおかげか、真ん中の前から3番目というかなり良い席!
内容は、「格差社会をモチーフにした、ミュージカル調ナンセンスコメディ(?)」とでも言ったらええのでしょうか。
笑える、けどちょっと心がイタくなる?お話でした。けっこうセリフはグサッとくるのが多かったナァ。
ただ、今回私が見た回は、なんだか俳優のみなさん、軒並みカミまくっておりました。公演始まったばかりで、かつ今日は昼夜2回公演の2回目ってのもあるんでしょうか。舞台の展開も、素人目に見てもちょっともたついてるところがあり、そのへんが残念でした。まぁ、舞台は生ものだから仕方ないっすかね。
それでもやっぱり、最後まで飽きさせない楽しい舞台でした。
ナンノ(南野陽子)を間近で見ましたが、若い!きれい!とても40過ぎとは思えんかわいらしさでした。(アイドル時代より今のほうがエエと思う)
そして、まえけん(前田健)の顔のでかさにもびっくりした(笑)。
でも、私が一番よかったと思ったのは、峯村リエさん(ナイロン100℃所属)。
あの、なんともいえないすっとぼけた感じ、それをごく自然な感じでやってるのがすごい。
リエさんは、舞台で何度か見ていますが、いつもすごくお上手でひたすら感心させられました。
以下、後日追記)
冷静に振り返ってみると・・・。もちろん楽しい舞台であったことには変わりないけれど・・・。
俳優さんが「カミカミ」だったことなどを差し引いても、「ギャグの切れ」自体は全体的にイマイチだったと思う。
こういうナンセンスな話は、セリフや演技が「突き抜けて」いないと面白くないと思うのだが、なんとなく遠慮がちな雰囲気が感じられましたね。そこが、没頭しきれなかった原因なのかな。
そういう意味で、「犯さん哉」は、超くだらないことをしっかりやっていた=突き抜けていた ので、没頭して笑えた。
ナンセンス・ギャグの切れ味では、ケラリーノ・サンドロヴィッチ氏のセンスが、私にすごくハマるみたいです。
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