【感想】なつかしく謎めいて
小説,アーシュラ・K. ル・グウィンUrsula Kroeber Le Guin,「なつかしく謎めいて」、changing planes,河出書房新社,谷垣 暁美, 訳
なつかしく謎めいて (Modern & classic) 谷垣 暁美 河出書房新社 2005-11 |
エッセイ風SF的寓話集、といったかんじ。
誰かが「現代のガリバー旅行記」と書いていたが、確かにそうかもと思った。
読みやすい本ではないと思うけれど、私はやっぱり、ル=グウィンの語り口とその内容がめっちゃ好きやなぁとつくづく思った。
しかし、この邦題はどうなんやろ。空港で待ちくたびれている時間にふと別の次元へ旅をする…というニュアンスを含んだ原題「changing planes」をもうちょっと生かしたものにしてほしかったなぁ。
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