【感想】万城目学「プリンセス・トヨトミ」
小説,万城目学,「プリンセス・トヨトミ」,文春文庫
プリンセス・トヨトミ (文春文庫)
万城目 学
真ん中まで読み進めたあたりで、イッキに読み終わりました。
素直におもろかったっす~。
万城目学の作品は、「鹿男あをによし」をドラマで見て気に入って、小説も読んだクチ。
フジテレビのドラマは、妙~な雰囲気と奈良の美しさがいい感じで、やってる内容は、子供の頃から大好きな荒唐無稽な冒険ものチックなお話なのも好みで、大好きでした。(児玉清サンがまたよかったよね…)
今回のプリンセス・トヨトミ、友人にたまたま借りたんですが、読んでよかった。
関西の西宮育ちとはいえ、意外と大阪のことは知らない私。精神的に、近くて遠い大阪。
なんていうか、大阪の、「アホみたいなことを大真面目にやる」精神みたいなのを拡大解釈した?大娯楽小説でした。
「そんなオチかよ、話の筋立てとして甘いわ!」という批判もあるみたいですが、この甘さが大阪らしいな~とも思うのです。こういう甘ったるいロマンに、自分でアホちゃうかと分かってても乗っかってしまう、そんな感じがまた大阪ぽいなぁと。
最後に、「男だけやない、女もちゃんと知ってんねんで~」というアクセントもついてて、よかったです。
あ~、大阪城の周りを散歩したくなってきた~。
先に映画のポスターを見てたので、綾瀬はるかが旭・ゲーンズブールかと思ってたら、なんとミラクル鳥居の男女入替とな!「鹿男」藤原センセと同じパターン。スタッフが同布陣というだけありますね。
近いうちに観に行くつもりです。
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