【感想】三谷版「桜の園」
三谷版 「 桜の園 」、作:アントン・チェーホフ、翻訳/演出 三谷幸喜、(神奈川芸術劇場)
神奈川芸術劇場、初めて行きました。玄関ホールの、贅沢に空間を使った作りに驚きました。
三谷幸喜の舞台、初めてだったんだが、チェーホフ作ので初めて見るってどうなんだろう・・・(笑)
チェーホフは、短篇集をちょっと読んだことがあるくらい。
あれをユーモアとして、心から楽しめるには、まだ私は幼いのかなぁ・・・。
心にストンと落ちきらなかった。翻訳のせいかもしれないけれど。
さて、舞台のほうは、ふつうに面白かったです。
本人たちがどこまでもまじめにやってるのに、切なくて滑稽というのは、たしかに喜劇の王道なんじゃないかな。
役者あて書きなのかなぁ、やっぱり。浅丘ルリ子女王が、すごかった。ハマりすぎ。
大好きな藤井隆くん、やっぱ舞台で映えるね!良い感じでした(笑)
全体としては、上品で直球な演出だったなぁ。
生ピアノだけのBGMってのは、すごく好きだわ。
最後の終わり方が、スパっとしていてかえって余韻を残すのがいい感じ。
特に、奇抜でもなくはみ出した感じもなく、きちんと手堅く、楽しめて、しかも笑える舞台になってて、やっぱ三谷幸喜さん、デキる人なんですね。(←何様?)
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ところで、客席に入ってすぐ、阿佐ヶ谷スパイダースの長塚圭史さんが座っているのを見つけた。
先日、本多劇場でのナイロン100℃「100年の秘密」でも見かけたので、何私のこの遭遇率、と思いながら、彼としゃべっている隣の女性をよく見ると・・・ ああああ~(奥さんの)常盤貴子だーーーー!!
芸能人オーラってのは感じなかったけど、白くて細くて、すごおおおく、綺麗でした。
自然なファッションで、上品な感じだったあなぁ。
ちょっと悩んだけど、やっぱ握手を求める勇気はなかった・・・。
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