【感想】米原万里「パンツの面目ふんどしの沽券」 

エッセイ,米原万里,「パンツの面目ふんどしの沽券」, ちくま文庫

パンツの面目ふんどしの沽券 (ちくま文庫)
パンツの面目ふんどしの沽券 (ちくま文庫) 米原 万里

筑摩書房 2008-04-09
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最近気になるニュースのひとつであるウクライナ~ロシア情勢。
私の乏しい知見では、ロシアをわかりやすく面白く紹介してくれる人といって思い浮かぶのは故・米原万里さん!

ということで図書館から2冊借りてきたうちの1冊め。(ロシアと関係ないやん)

期待通り、歯切れよく面白い。
筆者の子供時代、プラハのソビエト学校で感じたパンツに関する疑問から始まり、ユーラアシア全土をまきこんだ服飾の歴史をさぐる壮大なテーマへ。
実は大学時代は文化人類学のゼミに属していた私、この手の話は大好物なのでありました。

しかし、ソビエト時代は、当地ではパンツが工業製品として作られておらず、家庭のお手製が基本だったというのは驚愕だった。私のような日本人からすると、パンツというのは、衣類の中でも、さらに下着というジャンルの中でも、最優先だと思うのだが・・・。知らないことを知るのはおもしろい。

私の読んだ米原万里さんの書

 

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