【感想】平川克美「俺に似たひと」
ご本人のサインをいただいて購入した本。悪口なんて書けない!(笑)いや、書く気ないけれど。
わたくし、本といえばどうしても小説を読むのが好きなもので、たくさんあるご著書の中から、買って読んでみたい!と思ったのは、唯一の「小説」と銘打ってるこの本でした。
とはいえ、小説というよりもやはりエッセイのような気もする。
他人事ではない、親の介護。でもどこかまだ、私には他人事。
母が突然この世を去った時に、いろいろ覚悟を決めたつもりだけど、いざそういう介護の日々が訪れたら、一瞬の覚悟なんて吹っ飛ぶような出来事が日々襲ってくるのだろうな。
そして子どものいない自分は、将来どうなるのだろう。
どうしてもそういうことばかり気にして読みました。
悲壮感なく淡々と語られていたのがよかったです。
そして、やはり、なんだか、女性である私とは違う、男性の見方なんだなぁという感触をそこかしこで味わいました。
お問い合わせ
制作依頼・ご感想・ご質問・お見積りなど、お気軽にお問い合わせください