【感想】明石家さんま主演×生瀬勝久脚本・出 ×水田伸生演出「七人ぐらいの兵士」

明石家さんま主演 × 生瀬勝久脚本・出演 × 水田伸生演出「七人ぐらいの兵士」,脚本:生瀬勝久,演出:水田伸生,シアターコクーン

 

この顔ぶれの舞台を見るのは、3年前の「PRESS」以来
今回は1階の、端っこだけど少し高くなっている見やすい席。
全員の表情がよくわかって感激!

(ネタバレ含みます)

2000年、2001年の再演とあって、脚本も演出も洗練されてるかんじ。
カーテンを多用した場面転換はとてもスマートだった。

とはいえやはり、どこからがアドリブから分からない、ひつこい掛け合いは健在。
生瀬サン、途中で怒ってたもん。「もぉはよ次いこ!」って。
素敵なハゲ三兄弟(温水さん、山西さん、八十田さん)も久しぶりに見れて嬉しかった。
ぬっくん、叩かれまくってたな・・・。

終わってみれば、3時間ノンストップ。
正直見てるだけでも疲れるのに、演者の皆様はどんだけやろか・・・。

前回見た「PRESS」はもろ人情喜劇だったけど、今回はコメディとはいえ最後はかなりシリアス。
戦場の兵士たちという題材だけに当然だけど、戦後70年で今年ぶつけてきたのかな。
それとも今、国会があんな状態だからかな?なんて無粋なことを考えてしまった。

でもそんなモヤモヤしたこと吹き飛ばすくらいの強いパワーと感動がありました。
いいセリフたくさんあったけど、私が一番好きだったのは

「戦争に勝っても、負けても、笑いは残るンや」(すんません、うろ覚えなので言い回しはちょっと違うかも。)

そう、政治や戦争がどうなろうと、続いていく生活や娯楽があるんだっていうのは、とても励みになる観点だった。
まぁでも、そんなこと言いながら結局、元漫才コンビの二人(生瀬&さんま)は、突撃して逝ってしまうんだけどね・・・。

ラストシーンの二人のバックショットは、かっこよすぎて哀しかった。
二人で漫才するシーン、見たかったなぁ。

生瀬サン好きだし、舞台でかっこいいのは十分知ってたけど、それを上回るくらいの輝きをさんちゃんは見せてくれる。
しゃべってない時のたたずまいに雰囲気がある。なんやろ、なんかなんともいえん魅力あるわ。モテるン分かるわぁ。
って今更私が言うことでもないけど(笑)。

とにかく楽しかったです。
さんちゃん、できればなるべく長生きしてね。

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