【感想】「ダンケルク」
「ダンケルク」Dunkirk,イギリス、オランダ、フランス、アメリカ合衆国,2017,クリストファー・ノーラン,(映画館)
詳しくはまた後日…とりあえずはっとく
IMAX-2Dで見て大正解。スピットファイヤをかっこよく描きたい。
#ダンケルク 見てきた!めちゃくちゃ良かったんだけどめちゃくちゃ疲れた。終始体こわばりっぱなしでクタクタ。クリストファー・ノーランの映画のラストシーンは余韻があっていい。ホント戦争ってアホやなと思うけどその一方で、戦闘機ってすごくカッコイイと思ってしまうこの矛盾… pic.twitter.com/KPSWh2xvoY
— 土田菜摘 (@natsumikan_t) 2017年9月27日
さて、改めて感想(ネタバレあり)。
町山さんの解説を聴き、これは行くぞ!と決めた作品。
クリストファー・ノーラン監督の作品は「インセプション」とこれしか見てないんだけど、私この人のセンスが好きなんだと確信した。
かなり緻密に構築され、リアルとフィクションのバランスがうまい世界。
3つの話が違う時間軸で進みながら時折交錯するという、ちょっと凝った構成が、最初戸惑うけれども、集中力を要求されることで緊張感が続く。
あとラストシーンがいい。
戦闘機スピットファイヤが燃え続けるカットと、トミーくんの何とも言えない表情のカットが素早く切り替わって、終わる。
これがなんとも言えない余韻が残る。
取り敢えず生きのびたけれど、だからそれですべてが終わったわけでもない。
希望なのか絶望なのか、どっちもありうる、どちらにもとれる。
「インセプション」もそんな感じの終わり方で、好きだった。
しかしほんま、戦争ってムダ、ホントいやだ、あんなん絶対ムリ。
私があそこにいたら、アタマおかしくなって諦めて、装備を外して海にバシャバシャ入って行き、死体で打ち上げられるクチだと思う…。
終始体を固くしながら、すさまじい爆音に時折ビクッとなるのを繰り返し、重苦しい音楽に押しつぶされそうになりながら見続ける1時間半。
とうとう、やっと、たくさんの船が浜に迎えに来たのを見た時、私も思わず涙がにじんだ。
でも、感動したとか嬉しかったとか、そういう感情が伴うものとは違って、なんだかとにかくホッとして生物学的に涙腺がゆるんだ、といった感じ。
はぁ、つかれた。
しかし、一方で、スピットファイヤのかっこいいこと!兵器の機能美にはどうしても魅了されてしまう。あのかっこよさを絵で表現できるだろうか。
私も、ほんと、どうしようもない人間である。
色んな人に見て欲しい映画である。
ぜひIMAXで!
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