3年

今週の木曜と金曜、とある仕事で神谷町にあるオフィスに2日連続で通った。
詳しくは描けないが、1日目は午後から夜まで、2日は日中いっぱい、オフィスに詰めた。
お弁当を用意してもらったりもして、新鮮で楽しい体験だった。(あ、もちろん絵を描く仕事です)

ビジネス街に仕事で滞在するというのが久しぶりで嬉しい反面、朝の通勤電車に参ってしまった。
といっても、9時を過ぎてからの話なので、ピーク時に比べりゃ全然大したことはないはず・・・。
しかし、身も心もすっかり鈍ってしまった私には、朝の新橋駅、まず1回では銀座線に乗れない、という現実に直面するまで、そのことに思いもよらなかった。

20代は正社員として、30代の大半は派遣社員として、オフィスに通勤するスタイルが当たり前だった私が、完全に自宅で仕事するスタイルにかえてから丸3年。
最初は、切り替えの難しさ、軽口を叩く相手がいない寂しさ等になかなか慣れなくて、「職場」という空間のありがたさを改めて思い知った。かといって、シェアオフィス等に行くのも準備が億劫で踏み出せず。
自分の現状になかなかしっくり来なかった。

しかし近頃はとうとう、自宅でひとりでやることの自由さ、便利さがそれらに勝るようになってきた。
今回のたった2日の神谷町通いで、確信した。
あぁ、私はもうサラリーマンには戻れないと。

意外と早く慣れたなぁ・・・。なんでもやっぱりまずは「3年」なのかね。

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イラストレーター仲間との共同運営サイト「楽描きチャンネル」で「ほぼ毎日5分スケッチ」連載中です。
神谷町での仕事の日、休憩の合間に描いたのがこれ。

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