【感想】キャラメルボックス「クロノス」
「クロノス」、キャラメルボックス、脚本・演出 成井豊、(サンシャイン劇場)
久々のキャラメルボックス。
かなり昔、6,7年前くらいに一度友達に誘われて行って以来。
幕が開いたとたん、ジャカジャーン!!という大きな音と共にダンスが始まって、あぁそういえばこんなんだったなぁと思い出した。
良くも悪くも青臭い、男の子から見た、純愛ものがたり。
雰囲気的には、1980年後半~1990前半で、ちょうど私が中学・高校・大学を過ごした時期に重なる。
だからそういう意味では、なんとなく気持ちがその頃のことをなぞって切なくなる。
ただどうしても気になるのは、(観劇の大先輩スナドリさんも確か言ってたと思うんだけど)、音響が大きすぎる気がする。そんなにガンガンに鳴らさんでも・・・と思う。
あと、女優の人がみんな声をちょっと張りすぎ。どんな感情のときでも声が一定にはってるので、イマイチ感情移入できなかった。
特にヒロインの人は、主人公から想いを強く寄せられる美しい子というわりに、ハキハキしすぎていてどうも魅力を感じられなかったのが残念。(ハキハキしてる子は魅力に欠ける、ってことじゃないですよ)
正統派で楽しい舞台でしたが、どっちのテイストが好きか、といわれればやっぱり劇団健康のほうを取る私は、もう若者らしい純粋さを素直に受け取れない年寄りってことなのかなー(笑)
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