【感想】浅田次郎「蒼穹の昴」
小説,浅田次郎,「蒼穹の昴」,講談社文庫
面白かった。
活劇モノっぽくぐいぐい読めて、ところどころ泣き所もあって、娯楽作品としては天下一品じゃないでしょか。
世界史好きで、大学受験も世界史を選択した私。世界史好きな人って中国史も割りと好きじゃないですか?(えっそんなことない?)
久々に知識を総動員して読みました。(といってもかな~り忘れていて、受験期に使っていた世界史の資料とかひっぱりだしてきてしまった)
ただ私としては、最後がちょっとロマンチックすぎる気がします。あまーい!!!
愛という言葉ですべてが片付けられちゃった。
ま、これが浅田次郎節ってことなのかしら。
西太后の描き方が、悲しきキャリアウーマンという感じで、へんにリアルでした。
そして李鴻章がめっちゃかっちょいいおじさん(じいさん)。
で、元々の主役二人は、かすんじゃったかな・・・。
映像向きかもしれませんね。これ。
でも2時間映画にはおさまらなそうだし、めっちゃお金かかりそう。
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