【感想】「シアトリカル」

シアトリカル」,,
日本,2007
大島新 ,(シアター・イメージ・フォーラム)

唐組の芝居を見始めて約4年、すっかり唐ファンです。
だから、この唐組を追ったドキュメンタリー映画が上映されると聞いたときから、見ると決めていました。

感想。

大好きな唐組の面々の姿を見れるのだから、やっぱりそれなりに面白くて満足はした。
映画終盤で、舞台の最後に唐十郎が挨拶してお辞儀をするところなんか、そのまま芝居見てるときと同じ感覚で拍手をしてしまった。

でもでもでもでも、なんか、ちょっと…浅い気がした。

何より憤慨したのは、パンフで、「ネタばらし」をしちゃってるところ。
シアトリカル=芝意じみた という映画なんだったら、そのままでええやん、どこがフィクションかだなんていちいち公表しなくていいはず。
当事者たちだけが知っていて、たとえ尋ねられても「フフフフ」と煙に巻いておいてくれたらいい。
最後の唐十郎の「自分を演じるのってのは難しいな」という一言でおしまい、それでいいと思う。

大体こっちは観客なんだから、作り手側の狙いとか手の内なんか紹介してくれなくっていーよ。
それは作り手の満足感を強めるだけであって、観客の感動はあんまり深まらないと思う。
(フィクションを入れるのが悪いって言ってるのではないのです。フィクションとしてコレとコレを入れました…って公表してるのがツマラン!と言ってるのです)

とまぁそんなかんじです。
まぁ一晩明けてしばらくしたらまた感想変わるかも。

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