【感想】堀越 千秋「アンダルシアは眠らない―フラメンコ狂日記」
エッセイ,堀越 千秋,「アンダルシアは眠らない―フラメンコ狂日記」,集英社文庫
アンダルシアは眠らない―フラメンコ狂日記 (集英社文庫) 堀越 千秋 集英社 1999-01 by G-Tools |
最初は、勝手気ままでおしつけがましい文体が、なんとも読みにくく、ついていけないかも・・・と思った。
ところが4割近く読みすすんだあたりで、突然スッとなじんでくるようになった。
スペインのアンダルシアのヒターノ達の、だいたいの事情や人と成りについて、ひととおりの概略がつかめてきたとき、やっと、作者が語りたい内容が聞こえてきたという感じ。
その文体は好きにはなれないが、語っている内容は、とても興味深くて私の胸にも響くモノでした。
一度だけ旅行でいったスペイン、訪れたのはほんの一瞬だけど、私も南部のアンダルシア地方に惹かれました。海外旅行にいった国(そんなに多くないけど)、唯一「住んでみたい」と思ったのがスペインでした。
さて、この堀越千秋さんのフラメンコ(カンテ~唱)のライブを、明日聴きに行きます。
俄然楽しみになってきました。
追記)
ライブの感想です!↓
フラメンコは歌い、シェリーは語る(2008/6/18)
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