【感想】グリング「吸血鬼」

「吸血鬼」、グリング、作・演出　青木豪、(青山円形劇場)

同じ感想をお持ちの人がたくさんいるんじゃないかと思いますが・・・
最後の15分は蛇足だったんじゃないか？

つまり、冒頭と同じシーンが繰り返された後のところ。あそこで終わりでよかったんじゃないかな～と。あそこで終わると、すごくまとまったすっきりした脚本だったと思う。

せめて、一番最後の二人のシーンだけを追加するだけでよかったような気がする。「吸血鬼」云々のくだりは、どうしてもとってつけたような印象がぬぐえなかった。

でも、そこで終わるとスッキリしすぎていやだったのかなぁ。人の孤独、人とつながっていたいという切実な思いを、しつこいくらい印象づけたかったのかなぁ。
余韻を感じる間もなく、いろいろ説明されちゃった感じがして、気がそがれてしまいました。

いろいろ文句つけましたが、全体としては非常に面白かったです。ここ何回かの公演では一番おもしろかった。

今まで見たグリングの公演

• グリング「ピース　短編集のような…」
• グリング「Get Back!」
• グリング「ヒトガタ」
•  グリング「虹」
• グリング「海賊」