【感想】「ソーシャル・ネットワーク」
「ソーシャル・ネットワーク」,米,2011,デヴィッド・フィンチャー,(試写会・一ツ橋ホール)
デヴィッド・フィンチャーが監督、というのと、事前にキラキラで町山さんのレビューを聴いてたので、さぞグロ~い、ヒリヒリするような映画なんやろと思って見たせいか、それほどでもなかったな・・。
主役のマークのモーレツな早口と、過去の話と現在の訴訟場面とが交差しながら進むという構成に慣れてしまうと、話自体はとてもオーソドックスなものでした。女の子の比較も、友人の裏切りも、昔「セブン」で感じた人格全否定レベルのショックに比べたら、いたってフツー(比べる対象が間違ってるなきっと・・・)。
しかし、現在もっとも有名なサービスの、つい最近の話で、実在の人物をこれだけこき下ろした映画が、公開されてそしてヒットしちゃうあたりが、アメリカって国のすごさですな。
ナップスターのショーンなんか、完全に悪役やんか。
ところで、今回は試写会で見たのですが、どうも客のマナーがイマイチでした・・・。普段は大抵のことは許容できるんですが。
映画が映画だけに、iPhoneなどのスマートフォンや、iPadとかを持ってる人の比率が異常に多かったのですが、そういう人たちが、暗くなってもまだ画面ひらいて遊んでる!(運悪くとなりの女性も・・・。本編はじまってもまだツイートしてるから、消してくださいと言いました)
そしてエンドロールになったら、またあちこちで電話開いてポツポツ明かりが灯る!談笑も始まる!
たしかにエンドロールでどう過ごすかは人それぞれではあるが、余韻を楽しんで最後まで見てたい人もいるのも理解して、さっさと会場を出るのがマナーってもんじゃなかろうか。
なんかちょっとモヤモヤしてしまいました。
ま、でも自分も気をつけなきゃいけないな、とも思いました。
会場を後にするとき、すれ違った若者集団の一人が
「ねぇねぇ、あのナントカカントカ会社の音楽配信の社長ってほんとにいるの?」
って言ってて、
「ナップスター知らんのか!」と内心突っ込んでしまった。ま、世代的にしょうがいないかもしれないけど・・・。
映画の中にでてきた
「あの講演してたの誰?」「ビル・ゲイツ」「お前誰か知らないで聴いてたの?」
という会話を思い出してしまった(笑)
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