【感想】M&O plays プロデュース「不道徳教室」
「不道徳教室」、M&O plays プロデュース、作/演出 岩松了、(シアタートラム)
岩松了作品は二度目。
ただ、前回(「マレーヒルの幻影」)は、正直、眠くて眠くてたまらなかった覚えがあったのです(笑)。
今回は、始まる前から眠気を感じる状態だったので、どうなることか不安だったけど、いやいや、なかなかおもしろかったです。
女子高生と男性教師の禁じられた愛、というのは定番テーマだと思うのですが、どこからが始まりで、どこで終わりになるのか、分からない構成になっていて飽きませんでした。
ラストシーンは、最初のシーンにつながるような展開だったので、終わりのない物語、になっているのかも。
舞台下手側の、前の方の座席にいたのですが、役者さんがわりとその位置によく来てくれたのでラッキー。
二階堂ふみちゃん&大森南朋氏をかなり間近で見れました。キャー♪
大森南朋氏が、メガネかけた状態で、うなだれたところからスッとを顔を上げる、そんな時とってもセクシーでかっこいい。(<完全にハゲタカの鷲津さんを投影している)
でも、一変して、おびえた顔と声でしゃがみこんでしまうあたりも、ものすごく情けなくて、好き。(<結局なんでもええんよね・・・)
俳優の岩松了氏は相変わらず、怪しい良い味出してましたね。なにげに一番イイ役だった気がする。
マッサージ屋の女性は、見たことあるなぁと思ってたら、黒川芽以ちゃんとあとで気がついてびっくり。あんな大人になったのね・・・。
ただ、女子高生3人のあの、馬鹿騒ぎな描写はどうなんやろー。
あれは、オッサンが考えた妄想としか思えない・・・。
たしかに、女子高生というのは、箸が転がっておかしい年頃、仲間内のへんな取り決めを作ったりして独特の時期ではあるけど、あのはしゃぎ方はないわ~。
あれ、女子高生っちゅーより、小学生男子ちゃうん?
「秘密基地」ってあんた、女の子はそーいうのは男子より早く卒業するんよ!
まぁ、それで劇全体の雰囲気が損なわれたことはなく、これはこれで面白くはあったのですが。
大昔だけど、共学だけど、一応女子高生をやったことがある経験がある身としては、すごく違和感がありました。
上演時間はちょうどよかったです。演出も凝っていて、いい時間をすごせました。
終わったあと、かねてから行ってみたかった、コメダ珈琲にてお茶。
シロノワール堪能しました。
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