【感想】「特別展 生誕140年記念 川合玉堂」

「特別展 生誕140年記念 川合玉堂」,山種美術館

ちょっと前に日曜美術館で特集していて、気になっていたので滑りこみで見に行って来ました。
山種美術館は初訪問。
平日の昼間だから空いてるやろーという甘い期待は裏切られ、じいさまばあさまメインで大盛況でした。
（まぁ、もうすぐ終わりってのもあるんだろうけど、やはりNHKのテレビの威力はハンパない）

行ってよかったです。
川合玉堂氏が、ある程度お年を召されてからの、時期としては戦前あたりの作品が好きでした。

私が一番いいなあと思ったのは「山雨一過」 。
きれいで上手な絵、という言葉だけでは表し切れない、空気や雰囲気が強く感じられて、そして自分の中の似たような風景が喚起されて、気持ちが前向きに明るくなる気さえしました。 

文章でもなく映像でもなく、絵だからこそ伝わる何か、がちゃんとある絵画作品。
いいなぁ。いいなぁ。 他の表現手段じゃ代替が効かない、そういうのが表現として一番素敵やんね。

私は、風景を描く道のトビラを開いたばっかりの甘ちゃんですが、いい刺激をいただきました。