【感想】「吉田博展」損保ジャパン東郷青児美術館

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吉田博展 | 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館 

以前、日曜美術館で特集されていて、風景画家として興味をおぼえたので、行ってきた。

彼の人生の変遷とともに作品が展示されていたのだが、この人、めちゃくちゃ行動的で精力的な人なんですね。そしてすごく健康で頑丈(多分)。
若い頃から、絵が超うまくて、どんなもんだって描けるってかんじ。外国行きまくってるし、会も組織するし、山登りガンガンしてるし、60過ぎてから従軍画家なんかやってるし。

彼自身の話がオーバーラップしちゃって、だんだん、作品を見ても「すごいだろー!」「俺、こんなに描いて楽しくでしょうがないよー!」って言われてるような気がしてしまって…。
儚げな美しい風景でも、ちょっと鼻につくような気がしてしまった。変な予備知識込で絵を見るのってよくないですね。

風景の版画なら、もうちょっと素朴でつつましやかな感じがする川瀬巴水のほうが好きだなァ。(比べるもんでもないと思うけど)

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