【感想】「理想の風景画」＆「第3回　私の代表作展」ホキ美術館

「理想の風景画」＆「第3回　私の代表作展」、ホキ美術館

千葉県の土気（とけ）にある、世界でも稀な、写実絵画専門の美術館。
友人からも薦められていたのだが、なにせ遠いので先延ばしになっていた。絵画にあまり興味ない夫も、日曜美術館で見て行ってみたいと言い出したので、連休中の唯一の行楽として出かけた。

美術館は、規模的にも小さすぎず大きすぎずで、とても見やすくてちょうどいい感じ。
風景や人物、静物の写実絵画をじっくり見ることができた。

近づいてみると絵だとわかるが、遠目に見ると写真にしか見えない。
かなり近づいてみても絵か写真が判然としないものもあった。

緻密でリアルな絵画でありながら、画家さんの個性も感じられる。画家さんが好むモデルの傾向も垣間見えてくる。
自分が目指す絵とは全く違うけれど、とても面白かった。

ただ、あえていうと、モチーフが似通っているので、もっと違うものも見てみたくなった。
若い女性のヌードは、おなかいっぱい。おじさんやおばさん、いろんな世代の男女を、いろんな服装で描いてほしいなぁ。

なんて、1枚1枚ものすごい労力のかかる絵に対して、見る方は勝手なことを思うのです（笑）。