[週1日は原発のことを考える]駅伝開催のこと
この1週間はまた、あまり考えないようにしてたなぁ・・・。ほんま、この状況に慣れてきちゃってるよね。
震災後の2~3週間、買い占め騒動があり、お店の棚からモノが減ったりする状況を見て、あぁ嘆かわしいなぁと思った。
しかし、今思えばこれだけの天災+原発事故がおきて、あれっぽっちの騒ぎって、やっぱり日本て特殊なのかもしんない。(私も紛れも無くその一員なわけです)
最近ちょっと気になってるのは、もうすぐ開催される福島での駅伝の話。
毎年開催されてる大会なんですね。
で、けっこうな放射線量の場所を、若い10代の選手に走らせるということで、いろいろ議論沸騰している。
私も最初は「即反対!」と思ったが、単純ではないのかな、とも思うようになった。
確かに、放射線による実害があるかというと、それは誰も分からない。
(ずっと住むならまだしも、短時間そこで走るだけだしね)
ずっとそこに住んでた人たちからすれば、開催場所が変わったり中止になったりすれば、「また福島が差別されている」という見解を突きつけられてしまう。
当事者の選手からしても、特に若いころって目先の1年1年がものすごく重くて、先々のことはあまり実感を持って予想することが難しいので、「大会やるなら走りたい!」と思うほうが自然な気がする。
ただ、ご家庭ごとに親御さんの意見が大きく反映されるのも若い子ならではなので、そうなるとやはり、大人がしっかりしなくてはいけない。
ふくしま駅伝が、政府のプロパガンタ的に使用されてる感も確かに否めない。
「もう放射線もだいじょうぶ、だいじょうぶだよ~」という宣伝を、日本と世界に発信するためだと。
たしかにそういう側面はあると思う。
でも、若い女性を生贄にしているという言い方は、こじつけっぽい気もする。
ただ、「被曝というのは、とにかく少ないことに越したことはない」
ということだけは抗えない事実(と、私は信じている)ので、その立場からするとやはり反対、だな・・・。
事故の起きた年、1年もたってないから。今年くらいナシでもいいやんか!と。
でも、最初を逃すともうずっと開催されないのではないか、という危惧もあるんだろうな、と思う。
政府が、若い子をとにかく守るという方向で判断してくれれば、従うしかない庶民としてはベストなんだが、それが望めない今、どうするのがいいんだろう。
お上をアテにしないで、うまく利用することだけ利用はして、たくさんの人が幸せに暮す方法はないもんだろうか。
政府を倒す?という発想が、どうしても実感がともわないのは、これも日本人ならではなのかなぁ・・・。
昔から思うんだけど、自分のこの主張のなさは、ほんま日本人ぽいよなぁ。
(頼りないままで、終わり・・・)
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